ナビ＆ETCもついたシルバーのBRZ(ZC6)の納車前点検を行いました。

8&B HMR(エイトアンドビーエイチエムアール)メカニックのムラシタです。今回はシルバーのBRZ(ZC6)の納車前整備を行いました。オートマチックトランスミッションで、シフト操作もらくらくで走行距離は8.5万km台です。１オーナー車両なので状態は良好でした。作業は、メカニックのワタナベが担当しました。

BRZ(ZC6）納車前整備

まずはエンジンルームの点検からしていきます。エアクリーナーはそこそこ汚れてきている状態です。汚れの溜まったエアクリーナーは吸入空気の妨げになるため燃費の悪化やエンジンの不調につながることもあります。そろそろ交換時期になるのでご納車後の半年点検のタイミングくらいで交換おすすめです。
次にスパークプラグの点検です。こちらも碍子の焼けや電極の異常な摩耗などもなく正常ですね。
その他ホース類やパッキン類の劣化チェックなどを行い、オイル漏れやフルード漏れがないかどうかもチェックしました。どれも異常はありませんでした。これでエンジンルームの点検は終了です。続いて、車両をリフトアップして足回り、下回りの点検です。まずはハブベアリングにガタがないかの点検をします。このハブベアリングにガタがでたりすると、走行中に異音がしたり走行に影響が出てくるので、しっかりとチェックします。ブッシュやブーツ類の劣化は多少は出ていますが破れているなどは特にありませんでしたので、そのまま油脂類交換に入ります。オイルパンからエンジンオイルを抜きます。結構汚れていますね。エンジンオイルは、潤滑と冷却と洗浄の役割があるので、きっちりと仕事を果たしてくれたオイルです。ちょうど交換タイミングでしたね。汚れが出てそのままにするとエンジンの潤滑に悪影響を与えるので、定期的に交換しましょう。デフオイルを抜きます。透明度はありますがそれなりに焼けも出ています。ワコーズの新しいオイルでリフレッシュしましょう♪デフやマニュアルトランスミッションなどのドレンボルトはマグネットになっていて、オイルの中の鉄粉を吸着してくれます。オイル交換時はこちらもきれいにクリーニングします。
新しいデフオイルを入れます。ワコーズのRGギアオイルです。
次にブレーキの点検をします。ピストンブーツの劣化やキャリパーピストン、スライドピンの動きをチェックします。ブーツに劣化もなく、キャリパーの動きもスムーズで良好です。もちろんブレーキパッドの残量も確認します。
下廻りの点検が終わったら、車両を下げてオイルフィルターの交換をします。86/BRZではエンジンルーム上にオイルフィルターが設置してあるので、メンテナンスしやすいですね♪続けて新しいエンジンオイルを入れます。オイルはワコーズのプロステージSを使用します。ブレーキフルードの交換&エア抜きをします。ブレーキフルードも空気中の水分を吸って劣化してしまうので、1年ごとの交換が理想で、最低でも車検毎にはおススメします。タイヤの空気圧と残量の確認をしてタイヤを取り付けます。最後に発煙筒の期限が切れていたので、新しいものと交換します。以上で納車前整備作業は終了です。M様ご成約ありがとうございました！BRZでの走りを楽しんで下さい。